【パンケーキスワップ】元小学校教員が分かりやすくインパーマネントロスを解説!

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パンケーキスワップで仮想通貨運用したいのですが、よく分からない用語があります。

「インパーマネントロス」って何ですか?

分かりました!今回はインパーマネントロスについて説明します!できるだけわかりやすく解説しますので、最後までお付き合いください!

インパーマネントロスとは

インパーマネントロス=価格変動による損失

預け入れた仮想通貨ペアの価格比率が、仮想通貨の価格変動により変化し、比率のリバランスによって

被る損失のことを言います。

Pancakeswapでインパーマネントロスが発生する場面

PancakeSwapには、ファーミングという機能があります。

ファーミングは仮想通貨を預けることで高い利回りで運用することができます。

ファーミングは高い利回りで資産運用できる一方で、インパーマネントロスによって損失が発生する

場合があります。

インパーマネントロスが発生するのはなぜ?

インパーマネントロスが発生するのは主にファーミングを行ったときです。

そして、ファーミングは2つの仮想通貨を同じ価値で預ける必要があります。

例えば、1BTC=100ドルと100USDT(100ドルと同価値)

BTCとUSDTを同じ100ドルという価値(1:1の比率)で預ける必要があります。

2つの仮想通貨の合計は200ドルです。

この200ドルをファーミングの流動性プールに預けます。

あなたが2つの仮想通貨を預けることで、流動性プールの全体の資金量が10BTCと1000USDTになります。

そして、あなたの預けたBTCとUSDTは流動性プール内全体の10%を占めます。

ここで、BTCの価格が400ドルに値上がりします(1BTC=400ドル)。

BTCの価格が上がると、流動性プール内の仮想通貨の比率が変ります。

流動性プールは、2つの仮想通貨の比率が常に1:1になるように設計されています。そのため、流動性プール内の比率が自動で調整されます。

この調整により、損失が発生する可能性があります。

<BTCの価格変動前のプール内の総額> 1BTC=100$

・10BTC(1000$分)

・1000USDT(1000$分)

プール内比率:  1:1

<BTC価格変動後のプールの内の総額> 1BTC=400$

・10BTC(4000$分)

・1000USDT(1000$分)

プール内比率:  4:1

流動性プールは、2つの仮想通貨ペアを1:1の比率にするため自動で比率調整が行われます。

<比率の自動調整後のプール内総額> 1BTC=400$

・5BTC(2000$分)

・2000USDT(2000$分)

プール内比率:  1:1比率に自動調整

BTCの値上がりに伴い、プール内の合計金額も上昇しました。

その後、ファーミングを解除します。

ファーミングを解除しても、BTCとUSDTは1:1の比率でもどってきます。

あなたの提供した2つの仮想通貨ペアは、流動性プール比率10%だったのでBTC値上がり後自動調整された流動性プール内の10%分がもどります。

0.5BTCと200USDTが手元にもどってきます。

<預けた時>

・1BTC=100$分

・100USDT=100$分

比率 1:1

<ファーミング解除でもどってくるとき>

・0.5BTC=200$分

・200USDT=200$分

比率 1:1

※BTCの価格は前後で4倍になりました。

もどってきた額:400$分

ファーミング解除でもどってきた仮想通貨の合計は400$分でした。

一方でファーミングをしないで、手元に2つの仮想通貨を置いておいた場合は、

4BTC(400$分)と100USDT(100$分)の合計500$分になります。

<ファーミングをしてBTCが4倍になった時>

もどってくる額の合計:400$

<ファーミングをしなかった時>

手元資金:500$

上記の差額は、-100$です。

この損失をインパーマネントロスと言います。

ファーミングで預けた2つの仮想通貨の内、どちらかが急激に価格上昇した時、

流動性プール内では、比率の自動調整が行われ、1:1の比率にもどります。

一方で、手元に資金を保有していた場合、値上がりの恩恵を100%受けられるわけです。

インパーマネントロスを避ける方法

インパーマネントロスを避ける方法は3つあります。

ステーブルコインのペア

価格変動の少ないステーブルコインのペアで預けることでインパーマネントロスを避けることができま

す。

例:USDTとUSBC

ステーブルコインはドルに連動した値動きをする通貨のため、ステーブルコイン同士のペアで

流動性プールを提供すると、どちらも似たような価格変動になります。

そのためインパーマネントロスは発生しづらいです。

しかし、リスクが小さい分利回りも小さくなります。

安定的に運用したい人には最適ですが、ガンガン儲けたいという人には不向きです。

同程度の時価総額で価格変動が類似する仮想通貨ペア

例:BTCBとETH

BTCBはビットコインと同じ値動きをします。

BTCBもETHも時価総額が1位と2位なので、どちらか一方が急落したり、

急上昇したりすることは稀です。

そのため、インパーマネントロスは発生しずらいです。

しかし、取引量が少ないので大きな利回りは期待できません。

BNBとUSDT

こちらの仮想通貨ペアは、PancakeSwapのファーミング内で人気の高い通貨ペアになります。

BNBはある程度時価総額が大きな仮想通貨で、USDTはステーブルコインです。

BNBは大きな価格の上下が少ない仮想通貨です。

このペアは取引量が大きく、利回りも比較的大きいです。

流動性プールとは

流動性プールとは、ユーザーから提供された資金を貯めるプールのことを言います。

みんなの貯金箱といったイメージでしょうか。

流動性プールに仮想通貨を預けるときはルールがあります。

  • 基本的には2つの仮想通貨ペアで預ける
  • 預ける仮想通貨は同じ価値で預ける必要がある。

流動性プールの目的

流動性プールを分かりやすく言うと、仮想通貨がほしい人と預けたい人のマッチングの役割をになって

います。

流動性プールに資金を提供するメリット

流動性プールに資金を提供するとお礼をもらうことができます。

そのお礼のことを「LPトークン」といいます。PancakeSwapで提供されるLPトークンの名前を

「Cake」といいます。

CAKEは常に価格が変動しており、高い値段の時に売却すれば大きな利益を得ることができます。

つまり、ファーミングをすることで利回り分とCAKEトークンの値上がり収益も狙えるわけです。

また、CAKEはPancakeSwap内でNFT購入に使われたり、宝くじを購入する際も使うことができます。

まとめ

パンケーキスワップ(PancakeSwap)で、ポピュラーな「ファーミング」という機能があります。

ファーミングを行う上で、必ず登場してくるインパーマネントロスという言葉ですが、

価格変動による損失です。

しかし、インパーマネントロスについては、理解するのに苦労すると思います。

何度も読み直して、理解できるようにしましょう。

ファーミングというゲームを攻略するにはインパーマネントロスの理解は必須です。

パンケーキスワップを通して大切な資産を増せるよう、一緒がんばりましょう!

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