久しぶりにパンケーキスワップを見たら、バージョンアップしたようで使いにくくなっているのですが!!
23年4月にV3にバージョンアップされていますね。たしかに使い方が複雑になっていますね。
今回は、そんなV3の機能について解説していきます。
PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは
パンケーキスワップは仮想通貨の交換・運用に利用されるDEX(分散型取引所)の一つです。
BNBチェーン上で、仮想通貨の交換・運用を行います。
この取引はスマートコントラクトを介することで自動で処理されます。
<PancakeSwapはこちらから↓>
海外大手仮想通貨取引所バイナンスに支援された匿名の開発者によって2020年9月にリリースされまし
た。
2023年10年時点で、BNBチェーン上では最も預け入れ資産が多い分散型取引所になります。
パンケーキには「CAKE」という独自のガバナンストークンが存在します。
CAKEトークンの価格は現在(24年9月1日)260円前後で推移しています。
全盛期と比べると10分の1程度の価格になっています。また、CAKEはインフレ気味であるとも言われて
います。
パンケーキスワップのバージョンは現在、V3バージョンにアップデートされています。
V3は、ユニスワップV3のソースコードを基にリリースされ、価格範囲を指定した流動性の提供が可能に
なっています。
パンケーキスワップV3の特徴
パンケーキスワップは、2023年4月にV2からV3へバージョンアップされました。
このバージョンアップにより、より多くのステーキング報酬を獲得することができるようになりまし
た。
価格範囲設定とは
流動性を提供する際に、価格範囲設定を行えるようになったことで、資本(お金)をより効率的に運用
できるようになりました。
価格のレンジ(上限、下限)を設定することで、仮想通貨ペアの価格が、その範囲内に収まっていれ
ば、より多くのステーキング報酬がもらえることになります。
一方で、価格範囲から価格が外れてしまうと、ステーキング報酬がもらえなくなります。
これは、価格範囲設定をすることでリスクが上がったため、それに伴い、報酬もアップしたということ
です。
また、価格範囲の設定を狭く設定すれば、報酬は上がりますし、広く設定すれば報酬は下がります。
価格範囲設定のポイントは、ステーブルコイン同士のペアの場合は、そもそも値動きが激しくないので
狭く設定しても問題はなさそうですが、仮想通貨同士(例:CAKE-WBNBなど)のペアは、預ける仮想
通貨の値動きを観察した上で、広く価格範囲設定をした方がいいでしょう。
ポジションマネージャー
パンケーキスワップがV3にバージョンアップされて、価格範囲設定をしたり、いろいろ面倒な作業が
ふえたように感じますが、ポジションマネージャーを利用することで、その問題を解消することができ
ます。
ちなみにポジションマネージャーは、2022年設立されたBril FinaceやDefiEdge、Range Protocolと
提携して提供されているサービスです。
<ポジションマネージャー一覧>
・Bril Finace↓
・Alpaca Finance↓
・DefiEdge↓
・Range Protocol↓
ポジションマネージャーの特徴
・価格範囲設定外になることなくLPを自動化
・ガス代を気にせずLP報酬を自動複利化
パンケーキスワップV3の主要機能は資本効率です。
流動性提供者は、価格範囲設定により小さな価格範囲内に資本を集中させることができます。
しかし、ユーザーにとってはこの操作が複雑な場合があります。
ポジションマネージャーを使うには以下の図を参考にしてください。
プロジェクトマネジャーを使うメリット
ユーザーは複雑な操作をする必要がなくなります。
手動での価格範囲設定や複雑な計算の必要がなくなります。
・LPトークン報酬の自動複利化
ポジションマネージャーは、LPからの報酬を自動的に計算し、再投資して複利の力を活用します。
・価格範囲設定から外れることがない
流動性ポジションの作成とステーキング、リバランス、報酬の収穫などのタスクを処理します。
価格レンジを調整し、手数料を収穫し、再投資することでリターンを最適化し、リスクを減らします。
まとめ
パンケーキスワップV3がリリースされてから、DEXでの運用が複雑化されたイメージがあります。
ステーキングするときに価格範囲を設定する機能が追加されたため、報酬額は増額されたものの手続き
が複雑化されてしまいました。
それを解消するためにポジションマネージャーという機能もローンチされています。
ポジションマネージャーを使って、リスクを最小限に抑え、リターンを最大化しましょう。
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